惣菜業界のクライアントさんより相談が多い案件として、赤字解消についてコンサルティング依頼を頂きます。
ヒアリングの際、各社共通な事案として製造商品の原価計算をしていないか、数年前の仕入れ価格にて原価計算をしたままになっています。
さらに、全ての商品の原料の下処理から味付け・仕上げまでを全て自社にて処理していて仕入れ原価にばかり目が行き人件費・水道光熱費などの経費計算がされていません。
全ての商品には商品原価・製造原価(経費込み)があり、商品原価に対し値入率50%を掛けた売価設定をされています。
赤字解消には基本的な計算が不足しています。
惣菜業界は各社値上げをしていますが、仕入れ商品の原価計算を基本に定率の値入率での売価設定は間違いです。
赤字の原因は経営者さんの基本的な知識と考え方が一番重要です。
人時生産性(売上)を基本に商品のオペレーションと製造の優先順位を的確に計画され各商品毎の適時な製造計画が重要です。