8月もお盆が明け食品事業者の皆さんは一段落されておられるかと思います。
今年のお盆の傾向としては為替の影響があり、国内での旅行などで支出を抑え、地元に残って猛暑の中出来るだけ過ごされている所もあったようです。
この様な中、食品事業者の皆様の動きとして、米不足の問題と商品開発を軸に動かれている企業さんが多く見られます。
米に関しましては、今から新米の流通が増える為落ち着く傾向にあります。
外食産業では以前よりアメリカ産のローズ米の取り扱いが多く、国産米での問題はあまり見られない様です。
商品開発が増えている現状としては、毎年お盆明けからは各社商品展会が始まり出店計画の中動きが増えます。
今年の商品開発の傾向としては、以前より弊社では輸入原料から国産原料へのシフト変更を提唱しておりましたが、現状は国産原料への切り替えが増え原料不足になり原料価格が高騰しています。
相談内容が多い案件へのお答えとして、使用部位では原料がありますので、開発商品は部位に併せて下さいとお伝えしています。
特に牛・豚原料を使用した商品開発の相談が多いのですが、実は子供を産み終わった個体と、まだ子供を産める個体での原料事情があり主に若干肉質は固くなるのですが子供を産み終わった原料はある様です。
肉質が固い事を気にされる企業は、加水と言う技術にて柔らかくする技術もあり、価格相場としてはこちらの方が70%程安価にて仕入れをする事も出来ますので、原料の選択肢として考慮される事をお勧めしています。
一般のお客さんは分からないレベルです。
また、肉原料については酵素など自然原料での肉質を柔らかくする製品も出て来ていますので、安心安全での商品開発が可能です。
併せて食品表示作成の相談も増えており、最近では小料理店の方々から自社のタレ・調味料等を製造し食品表示の依頼なども増えつつあります。
独自性を活かした商品の開発とネット販売等を視野に製造・販売の相談も増えています。
今の時代に併せた販売戦略が多種多様になっており、店補の出店を考えると安価な経費にて事業が出来る時代です。